神様に見つけられた鯉のぼり

鯉のぼりの棒のてっぺんの飾り

天球と呼ばれ「神様に見つけてもらうための目印」らしい。

小学校の「お絵かきコンクール」では、いつもみき子ちゃんに敵わなかった。彼女の父親は画家なので資質的にも勝てるわけはなかったのであるが、彼女には絵のテクニック以外にも武器があった。

五月も半ば、天候も良く野外で風景画を描くにはもってこいの日。彼女は鯉のぼりがはずされ、先っぽに天球だけが残り、高くなった空を突き刺しているような「棒」だけを描き、その年も大賞をさらっていった。

表彰式の後、近所の駄菓子屋で嬉しそうに彼女は勝因を語った。
「空が高くなって夏の色に変わったでしょ?鯉のぼりのいなくなった棒で季節が変わる少し悲しい気持ちを描いたの」「こういうのを「コンセプト」って言うのよ」
なるほど…..「コンセプト」かぁ….小5でコンセプトじゃ敵うわけないじゃん。

まんまと策にはまり賞をあげた図工の先生に呆れ、五月の空にたなびく鯉のぼりを見るたびに、この悔しいんだかなんだか分からない感情を表す言葉が見つからずモヤモヤしていた。当時はまだ「ウザい」って言葉が発明されてなかったのだ。

「わかりやすい商品」しか売れない。と言われて久しい。しかし、#スポーツ #スニーカー #ビジネス #ジェンダーレス #Chaka マーケティングやコンセプト確立のための、カテゴリー分けに何の意味があるんだろう。今はもう「ウザい」も「しゃらくさい」も「まっぴら」も知ってるのだ。(TA)

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